初節句の表書き
★ お祝いを贈るときは
赤ちゃんが初めて迎える節句で、女の子は三月三日の桃の節句(ひな祭り)、男の子は五月五日の端午の節句を祝います。いずれの節句の際も、母親の実家から、ひな人形やさつき人形を贈るものとされています。ですが、最近の住宅事情を考えると、大きな飾りは飾る場所にも、しまう場所にも困るものです。予算に応じて、小さなひな人形、武者人形、金太郎などを用意して菖蒲をいけ、柏餅やちまきを供えるだけでも十分お祝いになります。
鯉のぼりも、ベランダ用の小型のものもあります。両親が自分の考え方を大切にして、心のこもったお祝いをしましょう。現在は育児用品や現金を贈るケースも増えています。
★ お返しをするときは
お祝いを頂いたときは、できれば相手を招待し、簡単な食事会を開いて祝います。知人や友人からのお祝いには、特にお返しする必要はありませんが、内祝いとして、節句にちなんだものを差し上げるといいでしょう。招待できない場合には、内祝いとして柏餅や桜餅を届けるようにします。
★ 初節句の表書きのいろいろ
表書き | 読み方 意味 |
水引の色 | 水引の結び方 | のし |
初節句御祝 | はつぜっくおいわい 桃の節句、端午の節句のいずれにも使える。「御初節句」でもよい |
紅白 | 蝶結び | あり |
初雛御祝 | はつひなおいわい 女児の初節句の御祝に、母親の実家からひな人形や御祝金を贈るときに |
紅白 | 蝶結び | あり |
初幟御祝 | はつのぼりおいわい 男児の初節句の御祝に、母親の実家から五月人形や御祝金を贈るときに |
紅白 | 蝶結び | あり |
内祝い | うちいわい 御祝を頂いて、ご招待できないときに |
紅白 | 蝶結び | あり |