僧侶へのお礼の表書き
★ 僧侶へのお礼はさまざま
通夜や葬儀に読経をお願いした僧侶へのお礼を「お布施」といいます。お布施は告別式の後か、翌日に出向いて渡します。
金額をどのくらいにするかはなかなか難しい問題です。宗教や地域、お寺の格、それに喪家の経済事情によってまちまちだからです。また、お寺に尋ねても「お志で」と言われ、はっきりしないことも多いでしょう。
お布施のほかにも、葬儀、告別式の会場としてお寺を借りた場合の「御席料」、交通費としての「御車代」など、僧侶へのお礼はさまざまです。いずれにしても、同じ檀家の人や葬儀社の人に相談するといいでしょう。
★ 宗旨で異なる表書き
神式の場合は、「御礼」あるいは「御祈祷料」「御祭祀料」などとすることが多いようです。また、「御車代」と「御膳料」を前述の仏式と同様に差し上げることもあります。
★ 僧侶へのお礼の表書きのいろいろ
表書き | 読み方 意味 |
水引の色 | 水引の結び方 | のし |
御布施 | おふせ 仏式のお寺や僧侶へのお礼に |
黒白 | 結び切り、あわじ結び | なし |
読経御礼 | どきょおれい 仏式で読経をお願いしたお礼 |
黒白 | 結び切り、あわじ結び | なし |
御礼 | おんれい 神式の葬儀、供養の際の神官へのお礼 |
双白 | 結び切り、あわじ結び | なし |