香典･供物の表書き
★ 香典は香の代金だった
供物は、死者の霊を慰めるために霊前に供える品物、香典は香を供えるという意味で、香を持参する代わりの香の料という意味です。宗教に関係なく、霊前に供える現金を全て「香典」というようになっています。供物として霊前に供えるものは、故人の好きなものでよく、特に決まりはありません。
★ 表書きは故人の宗旨で異なる
香典の表書きは、故人の宗旨に合わせた書き方をします。仏式では、「御香料」「御供料」、神式なら「御玉串料」、キリスト教式は「御花料」、宗旨がわからないときは、「御霊前」「御供料」としましょう。
★ 香典･供物の表書きのいろいろ
| 表書き | 読み方 意味 |
水引の色 | 水引の結び方 | のし |
| 御香典 | おこうでん 仏式の葬儀のときに |
黒白 | 結び切り、 あわじ結び |
なし |
| 御香料 | おこうりょう 仏式。「御香典」と同様に用いる |
黒白 | 結び切り、 あわじ結び |
なし |
| 御悔 | おくやみ 仏式。通夜に友人･知人が、遺族を見舞って差し上げる金品に |
黒白 | 結び切り、 あわじ結び |
なし |
| 御霊前 | ごれいぜん 宗教を問わず使える |
黒白 | 結び切り、 あわじ結び |
なし |
