結納金の表書き
★ 結納の形式は各地で異なる
結納の方法、形式は各地で形式が違います。たとえば、関東では女性が結納金の半額を「御袴料」として同じ日に交換します。あるいは、あらかじめ金額を少なくして贈り、半返しを省略することもあります。
また、中部から西の地方では、荷物送りのときに「御袴料」を持参したり、挙式の日に渡したりする場合もあります。結納の際に贈る現金や贈り物は、自分の経済力にふさわしいものにすることが大切です。
★ 結納金の額は奇数にする
結納金の額ですが、これといった決まりはなく、十万から親がかりの二、三百万までさまざまです。一般的には月収の二〜三倍を目安にするといいでしょう。最近は婚約指輪を贈るケースが多いので、その額を差し引いて「御帯料」とすればよいのです。結納金の額は、三十万、五十万、というように奇数にし、お金包みの裏には金額を書きます。
★ 結納金の表書きのいろいろ
表書き | 読み方 意味 |
水引の色 | 水引の結び方 | のし |
御帯料 | おんおびりょう 男性が女性に贈る結納金 |
紅白 | 結び切り | なし |
御帯地料 | おんおびじりょう 男性が女性に贈る結納金 |
紅白 | 結び切り | なし |
小袖料 | こそでりょう 男性が女性に贈る結納金 |
紅白 | 結び切り | なし |
御袴料 | おんはかまりょう 女性が男性に贈る結納金 |
紅白 | 結び切り | なし |
御袴地料 | おんはかまじりょう 女性が男性に贈る結納金 |
紅白 | 結び切り | なし |